Sophos Enterprise Console は、ソフォスのエンドポイント用セキュリティソフトの集中インストールや、Windows、Mac OS X、Linux、UNIX ベースのコンピュータにインストールしたソフォス製品の設定、監視、管理、レポートの作成を行うための管理コンソールです。Sophos Enterprise Console の詳細は、Sophos Enterprise Console ヘルプをご覧ください。
Sophos Update Manager では、ソフォスの Web サイトからセキュリティソフトを取り込む、自動アップデートを設定できます。WAN (ワイドエリアネットワーク) 上の複数のアップデート元にソフトウェアをインストールできます。Sophos Update Manager は、Enterprise Console と同時にインストールされ、Enterprise Console から管理します。Sophos Update Manager の詳細は、Sophos Enterprise Console ヘルプをご覧ください。
Enterprise Console の新規インストールについて、詳細は、お使いのネットワーク環境に応じて、「Sophos Endpoint Security and Control クイック スタートアップガイド」または「Sophos Endpoint Security and Control アドバンス スタートアップガイド」を参照してください。
アップデートの詳細については、お使いのネットワーク環境に応じて、「Sophos Endpoint Security and Control クイック アップグレードガイド」、または「Sophos Endpoint Security and Control アドバンス アップグレードガイド」を参照してください。
ソフォスのセキュリティソフトの使用や管理に関するベストプラクティスについては、「Sophos Endpoint Security and Control ポリシー設定ガイド」を参照してください。
上記のガイドは、ソフォス Web サイトから入手可能です (http://www.sophos.co.jp/support/docs/Endpoint_Security_Control-all.html)。
Sophos Update Manager は、性能を強化した新しいアップデート機能です。ソフォスの Web サイトからセキュリティソフトを取り込む、自動アップデートを設定できます。アップデートマネージャは、Enterprise Console と同時にインストールされ、Enterprise Console から管理します。Sophos Update Manager は、堅固で拡張性の高いアップデートソリューションです。最大 25,000台のコンピュータに対応できます。
ロール (役割) ベースの管理機能では、ユーザーの組織内の役割に応じて、ユーザーがアクセスできるコンピュータや、実行できるタスクを指定できます。
サブ管理サイトの管理機能では、ユーザーが操作を実行できるコンピュータやグループを制限できます。
データコントロールは、機密情報を含むファイルの転送を監視・制限し、クライアントマシンからのデータ流出事故を防止する機能です。特定のデバイス (リムーバブル ストレージ デバイスなど) へのデータ転送や、特定のアプリケーション (メールクライアント、Web ブラウザなど) によるデータ転送を監視・コントロールできます。
新しいデバイス コントロール ポリシーでは、未認証のストレージデバイスやネットワーク インターフェースの接続をより簡単に管理できます。
新しいレポートのテンプレートを追加。ポリシーに準拠していないマシンごと、期間ごとのレポートや、警告のサマリーを表示できます。レポートの設定内容を保存し、出力したレポートを決まった時刻にメール送信するようスケジュール設定できます。新しい「レポートの作成 ウィザード」では、レポートのカスタマイズとスケジューリングがより簡単に設定できます。
接続先に応じて 2種類のファイアウォール設定を作成できます。社内ネットワークまたは外出先など、コンピュータを使う場所に応じ、ファイアウォールで異なる設定が適用されます。
ルールを適用できない不明なトラフィックをすべて許可する設定でファイアウォールを展開し、イベントを発生させることにより、簡単にルールを作成することもできます。
リリース時に判明していた問題点は以下のとおりです。リリース後に報告された問題点を含む、リストの最新版は、ソフォス サポートデータベースの文章 63215 をご覧ください。
インストールやアップグレードが実行される間、セットアップに必要な一部のファイルが使用されるため、ファイルのコピーを完了するためにコンピュータを再起動する必要があります。
ごくまれに、他社製セキュリティ対策ソフトのアンインストールとソフォス セキュリティ製品のインストールを完了するために、エンドポイントの再起動が必要となる場合があります。
ユーザーがアプリケーションを実行したという以外の理由でアプリケーション コントロールのイベントが作成され、Enterprise Console にレポートされることがあります。詳細は次のとおりです。
スケジュールタスクの起動によって、スケジュール検索が実行され、管理対象アプリケーションが検出された場合、または Windows 起動時に「スタート」メニューの項目が OS によって構築される際、ユーザー名が、エンドポイントにログインしているユーザーでなく、「NT Authority」とレポートされます。
ユーザーが管理対象アプリケーションをインストールしようとしても、そのアプリケーションがブロックの対象である場合、アプリケーションはインストールされません。Enterprise Console に警告が送信されますが、警告の発生原因や、インストーラの場所は表示されません。アプリケーションコントロールのイベントの詳細は、エンドポイントにある Sophos Anti-Virus ログファイル (C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Sophos\Sophos Anti-Virus\logs\SAV.txt) をご覧ください。
ファイアウォールポリシーを適用すると、すべてのアプリケーションルールは一旦削除され、もう一度追加されます。この間に、新しいポリシーで許可されているアプリケーションが送信方向の接続を確立しようとした場合、新しいポリシーが完全に適用されるまでの間、ブロックされます。
ファイアウォールの環境設定を更新し、アクセスが許可されている場合でも、実行中のアプリケーションやサービスは、再起動されるまでアクセスが拒否されることがあります。これは、はじめに、隠しプロセス、新規/変更されたアプリケーション、または別のメモリによってメモリが変更されたプロセスとしてアプリケーションが検出され、ブロックされた場合に発生します。
Enterprise Console の「新規コンピュータの検索」機能の「ネットワークの検索」オプションを使用して、ワークグループに属する管理対象外のコンピュータを検出すると、「ドメイン/ワークグループ」フィールドにコンピュータのワークグループ名が表示されます。この後、このコンピュータが Active Directory ドメインに移動され、再起動された直後に Enterprise Console で Active Directory と同期、あるいは Active Directory からインポートされた場合でも、コンピュータのドメイン名でなく、ワークグループ名が「ドメイン/ワークグループ」フィールドに表示されます。この問題を解消するには、次の方法で当該のコンピュータを管理します。
当該のコンピュータを保護します。保護すると、Enterprise Console に、このコンピュータのエントリが 2つ表示されます。1つはワークグループの一部として示される元のエントリで、もう 1つは「ドメイン/ワークグループ」が Active Directory ドメインのドメイン名に設定されている新しいエントリです。しかし、新しいエントリは「グループ外のコンピュータ」グルーブに表示され、デフォルドポリシーのみが適用されていることがあります。この問題が生じた場合は、以下のように対処してください。
コンピュータが、同期した Active Directory のグループのメンバーでない場合は、適切な Enterprise Console のグループへコンピュータを移動します。
元のワークグループのエントリを削除してください。
コンピュータが、同期した Active Directory グループのメンバーである場合は、Enterprise Console でそのコンピュータに対応するワークグループのエントリを削除します (コンピュータは同期したグループに表示されます)。次回、同期をとると、管理されているコンピュータは、正しいグループに表示され、適切なポリシーが適用されていることがわかります。または、コンピュータが Active Directory で検出される前に、Enterprise Console で、当該のコンピュータに対応するワークグループのエントリを削除すると、最初から正しいグループにコンピュータが表示されます。
コンピュータのグループにウイルス対策ポリシーを設定する際、オンアクセス検索の対象からフォルダを除外することができます。このオプションは Windows 95/98 ベースのコンピュータには適用されないため、これらのコンピュータに対するオンアクセス検索が無効になってしまうことがあります。このオプションがポリシーで指定されていないグループに Windows 95/98 ベースのコンピュータを移動すると、オンアクセス検索が有効になります。
対応する OS の一覧は、ソフォス Web サイトのシステム要件ページをご覧ください (http://www.sophos.co.jp/products/all-sysreqs.html)。
これとは別に、ソフォスからダウンロードするエンドポイント製品 1つにつき、約 200MB~350MB の空き容量が必要です。たとえば、Windows 2000 以降、Mac、Linux 版の 3つのセキュリティソフトをダウンロードする場合、「Documents and Settings」に約 700MB の空き容量が必要となります。
Sophos Update Manager を Enterprise Console がインストールされていないコンピュータにインストールする場合のシステム要件は次のとおりです。
データベースの最低容量
データベースをインストールするコンピュータ (Enterprise Console と同じ、または異なるコンピュータにインストールできます) に、最低 1GB 以上の空き容量が必要です。
データベースの最大容量
Enterprise Console を管理対象のクライアントと通信させるには、Enterprise Console の管理サーバーがインストールされているコンピュータの 8192 ポートと 8194 ポートを解放します。Sophos Update Manager が、ソフォスのサーバーからセキュリティソフトをダウンロードできるようにするには、Sophos Update Manager がインストールされているコンピュータの 80 ポートを開放します。
テクニカルサポートは、http://www.sophos.co.jp/support をご覧ください。
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