Sophos Anti-Virus for UNIX および Linux リリースノート ------------------------------------------------------ 目次 ---- バージョン番号 このリリースの変更点 修正された問題点 古いOS の Sophos Anti-Virus インストーラの提供終了について 既存の問題点 追加情報 以前のリリースからの情報 テクニカルサポート ご利用条件 バージョン番号 -------------- Sophos Anti-Virus: 4.97.3 脅威検出エンジン : 3.60.0 脅威データ : 5.15、2015年 6月 このリリースの変更点 -------------------- * 脅威データが更新されました。 修正された問題点 ---------------- なし 古い OS の Sophos Anti-Virus インストーラの提供終了について ----------------------------------------------------------- 以下の UNIX プラットフォーム用の Sophos Anti-Virus インストーラの提供は 終了させていただきました。 AIX on PowerPC * BSDi FreeBSD 5.2 以降 FreeBSD 4.5 以降 FreeBSD 3 以降 Linux (Intel) (libc6): 代わりに glibc 2.2 用インストーラを使用してください OpenBSD 64ビット OpenBSD 32ビット SCO OpenServer (サポートはすでに終了しています) SCO UnixWare Solaris 9 以降 (SPARC 64ビット) * Solaris 8 アスタリスクの付いている OS には、Sophos Anti-Virus バージョン 9 を使用して、 引き続き保護を提供することができます。 OS ごとの製品サポート終了日に関する詳細は、以下のリンク先をご覧ください。 http://www.sophos.com/ja-jp/support/retirements/sophos-endpoint-security-and- control/linux.aspx http://www.sophos.com/ja-jp/support/retirements/sophos-endpoint-security-and- control/unix-netware-and-openvms.aspx 既存の問題点 ------------ * (WKI89510) AIX 5.3 の製品サポートが 2013年 3月 31日に終了したにも関わらず、 AIX パッケージには依然として AIX5.3+ という名称がついています。 * UNIX システムで指定されているプロセスごとのメモリ制限によって、Sophos Anti-Virus が正常に動作しないことがある IBM AIX システムの場合、Sophos Anti-Virus はデフォルトの「最大データ セグメント」サイズよりも多くのメモリ量を必要とします。この上限値を増やす 方法の詳細は、 http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118805.aspx を参照して ください。 * GNOME のデスクトップパネルが一時的に停止する (DEF16689) 一部のバージョンの Solaris Version 10 (Intel) で、vfolders ディ レクトリ (/etc/gnome-vfs-2.0 または同様のディレクトリ配下) に対して sweep を実行すると、GNOME のデスクトップパネルが終了してから再起動するという問題 が発生することがあります。 この問題を解消するには、次のいずれかの手順を実行してください。 * コマンドラインオプション --no-reset-atime=/etc/gnome-vfs-2.0/vfolders を 使用する。これにより、sweep による vfolders ディレクトリとその配下のファ イルのアクセス時刻 (atime) がリセットされなくなります。このオプションの使 用は、ご使用のコンピュータで起動しているアーカイバの動作に影響を及ぼす恐 れがありますのでをご注意ください。 * -exclude コマンドラインオプションを実行して、/etc/gnome-vfs-2.0/vfolders ディレクトリ (または同様のディレクトリ) を検索から除外する * 古い libsavi.so.2.2* ファイルのある FreeBSD と Linux システムで ldconfig を使用する FreeBSD と Linux 環境で、インストールスクリプトを -nrm オプション (古いラ イブラリとウイルスデータを削除しない) を使用して実行した際、SAV Interface バージョン2 ライブラリ (libsavi.so.2.2.*) がインストールされている場合、 これは削除されません。後に ldconfig を実行すると、libsavi.so.2 からの symlink は間違っていることがわかります。手動でこのリンクを再生する、あるい はインストールスクリプトを再実行して、自動的に再生させることができます。 * HP-UX 環境にある SAV Interface HP-UX SAV Interface ライブラリにリンクする際、SAV Interface アプリケーショ ンで未解決のシンボルが発生する場合は、SAV Interface コードのソースファイル のいずれか一つで、ファイル csavi3c.h の挿入を指定する行の前に次の宣言文が あることを確認してください。 #define INITGUID これについては、SAVI Developer Toolkit と共に提供される SAV Interface デモ プログラムに説明があります。 * AIX 環境にある Sophos Anti-Virus および SAV Interface AIX 上では、コンピュータのメモリが不足している場合、メモリの割り当て機能が 存在しないメモリアドレスを返すことがあります。また、このメモリアドレスにア クセスすると、コンピュータがアプリケーションを停止することがあります。 ソフォスは、Sophos Anti-Virus や SAV Interface アプリケーションを AIX 上で 起動する前に、次のようにして PSALLOC 環境変数の値を「early」に設定すること をお勧めします。 PSALLOC=early PSALLOC を「early」に設定すると、メモリの割り当て機能が存在するメモリのみ を割り当てるようになります。この設定により、メモリを割り当てる際に追加の チェックが実行されるためコンピュータの動作が遅くなる場合があります。 * Solaris/SPARC 環境にある SAV Interface アプリケーション Solaris/SPARC 環境で SAV Interface アプリケーションをコンパイルし、 GCC でコンパイルやリンクを行った場合、アプリケーションを GCC のライブラリ に対して明示的にリンクし、確実に GCC のライブラリが含まれるようにしてくだ さい。 さらに、リンカオプションの行で、GCC ライブラリに対するリンクを指定する コマンドラインオプションを、libsavi ライブラリに対するリンクを指定する オプションより前に記述する必要があります。 たとえば、リンカオプションの行は、以下のように指定してください。 -l gcc -lsavi または -l gcc_s -lsavi 以下のようには指定しないでください。 -lsavi GCC に対して明示的にリンクしない場合は、SAV Interface アプリケーションを 起動する際、すぐにクラッシュしてしまうなどの問題が発生することがあります。 GCC ライブラリのない環境で機能するコードを作成する場合は、GCC に静的に リンクするようにしてください。 追加情報 -------- * アーカイブ検索 Sophos Anti-Virus は、ZIP、ARJ、RAR、TAR、GZIP、UEncoded、BinHex、 MacBinary、COMPRESS のようなアーカイブファイル内のウイルスを検索することが できます。GZIP された TAR や ZIP ファイルをさらに ZIP 圧縮してあるような場 合は、再帰的に検索されます。 アーカイブ検索は、デフォルトではオフになっています。この機能を使用する場 合、Sophos Anti-Virus の作業量は増え、また、たくさんの圧縮アーカイブがある 場合は当然、実行速度がかなり遅くなります。無人でスケジュール検索を実行する 場合は、このことにご注意下さい。 UNIX ELF ファイルは、実行ファイルのリストにこのファイル拡張子を追加する か、「-all」を選択した場合に検索されます。 デフォルトで、InstallShield CAB ファイルの検索は無効になっています。この種 のファイルの検索を有効にする場合は、-opt=(ISCabinet=ON) を使用してくださ い。(ISCabinet では大文字と小文字が区別されることにご注意ください。) 検索するアーカイブファイルの種類の一覧は、以下のコマンドを入力して表示する ことができます。 sweep -vv * SAV Interface Sophos Anti-Virus は、サードパーティー製品の拡張プログラムインターフェース である SAV Interface を提供しています。このインターフェースの詳細やドキュメ ントに関しては Sophos までお問い合わせください。 * SAV Interface マルチスレッド型アプリケーション マルチスレッド型 SAV Interface クライアントアプリケーションのデベロッパー の方は、各 SAVI オブジェクトに対して、SAVI Interface 関数を実行しているス レッドが複数ないようにすることが必要です。これは、例えば、アプリケーション で、各スレッドに対して個別の SAVI オブジェクトを作成することで実現できま す。 バージョン 3 以降の SAV Interface ライブラリでは、実行中の SAVI オブジェク トが、脅威データを再ロードできるように改善されています。脅威データは1つの プロセスにおいて複数の SAVI オブジェクトによって共有されます。複数の SAVI オブジェクトを含むアプリケーションでは、1つの SAVI オブジェクトで脅威 データを再ロードすると、他の SAVI オブジェクト全てに影響を与えます。 Linux/Intel (libc6 - glibc 2.2のみ)、Solaris/Intel、および Solaris/SPARC 環境の SAV Interface ライブラリでは、脅威データの再ロード 中、他の SAVI オブジェクトで稼動しているスレッドは自動的に阻止されるよう になりました。 これ以外のプラットフォーム環境では、クライアントアプリケーションのデベロッ パーの方は、この再ロードが完了するまで、全ての SAVI オブジェクト/スレッド における検索活動全てを停止するよう設定することが必要です。 以前のリリースからの情報 ------------------------ 2015年 4月 * 脅威検出エンジンと脅威データが更新されました。脅威検出エンジンの変更内容の 詳細は、次のサイトを参照してください。 http://downloads.sophos.com/readmes/detection_engine_3_rnjpn.html 修正された問題点 なし 2015年 1月 * 脅威検出エンジンと脅威データが更新されました。 修正された問題点 なし 2014年 11月 * 脅威データが更新されました。 修正された問題点 なし テクニカルサポート ------------------ ソフォス製品のテクニカルサポートは、次のような形でご提供しております。 * 「SophosTalk」ユーザーフォーラム (英語) (http://community.sophos.com/) の ご利用。さまざまな問題に関する情報を検索できます。 * ソフォス サポートデータベースのご利用。 http://www.sophos.com/ja-jp/support.aspx * 製品ドキュメントのダウンロード。 http://www.sophos.com/ja-jp/support/documentation.aspx * メールによるお問い合わせ。ソフォス製品のバージョン番号、OS および適用して いるパッチの種類、エラーメッセージの内容などを、support@sophos.co.jp まで お送りください。 ご利用条件 ---------- Copyright (c) 2005-2015 Sophos Limited. 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