Sophos Enterprise Console リリースノート

バージョン番号

Sophos Enterprise Console 5.0.0
Sophos Update Manager for Windows 1.3.1

このリリースに追加された機能

注: パッチ評価機能と Web コントロール機能は、すべてのライセンスに含まれていません。これらの機能を利用するには追加購入が必要となります。詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/products/endpoint/endpoint-protection/pricing.aspx を参照してください。

Enterprise Console 5.0 にはフルディスク暗号化機能は追加されていません。2012年春頃リリース予定の Enterprise Console 5.1 に統合される予定です。

パッチ評価

パッチ評価機能は、エンドポイントの未適用パッチを正確に検出して、Sophos Enterprise Console に一元的に表示することで、脆弱性の改善に役立ち、管理者の負担を軽減します。

SophosLabs の評価は、深刻度の高いセキュリティ問題の発見に役立つため、すばやくセキュリティパッチを適用して問題に対処できます。ソフォスの評価は、最新の脆弱性悪用事例などを含む複数の要因を基準に決定しているため、ベンダーが分類する深刻度とは異なることもあります。

Adobe、Apple、Citrix、Microsoft、Mozilla など、もっとも広く使用されている製品を監視し、セキュリティ保護を強化します。

注:

Sophos Patch に必要なネットワーク帯域幅

Sophos Patch の使用がライセンスで許可されている場合、初期インストールが完了すると、管理サーバーに 350MB 程度のパッチ定義ファイルがダウンロードされます。インターネットの通信速度にもよりますが、ダウンロードには数時間かかる場合があります。新たなパッチがリリースされると、初回よりもはるかに容量の小さいアップデートが、多い場合で毎日実行されます。パッチ評価機能を有効化してエンドポイントに適用すると、初回で 30~40 MB、その後、1カ月に2~3回のパッチ定義ファイルの更新時に最大 30MB のデータが各エンドポイントに保存されます。その時点で利用可能なパッチ定義ファイルをもとに各エンドポイントで評価が完了すると、4KB 程度の結果データが管理サーバーにアップロードされます。

Web コントロール

特定のカテゴリに属する Web サイトの閲覧を制限し、業務効率の低下を防ぐことができます。この機能は、Web コンテンツスキャンと同様、5種類の主要ブラウザ (Internet Explorer、Firefox、Google Chrome、Safari、Opera) に対応しています。Web コントロールには以下の 2種類の動作モードがあります。

  • 不適切な Web サイトのコントロール (追加のハードウェアやソフトウェアは必要ありません)
  • 高度な Web コントロール (Sophos Web Appliance または Security Management Appliance が必要です。なお、どちらのアプライアンスも国内では販売しておりません)

不適切な Web サイトのコントロールでは、各ポリシーごとに 14種類のカテゴリを制御できます。各カテゴリには、許可ブロック警告の 3つのオプションがあります。

ブロック」と「警告」には除外を設定することができます。Web コントロールの対象から除外するには、Web サイトを許可する Web サイトリストまたはブロックする Web サイトリストに追加します。除外する項目は、IP アドレスやドメイン名で指定します。また、既存の Web サイトの項目を編集したり、リストから Web サイトを削除したりすることもできます。

注: ブロックリストと許可リストの間で重複や整合性のとれない項目がある場合は、常にブロックリストの項目が優先されます。たとえば、ブロックリストと許可リストに同じ IP アドレスが存在する場合、対象の Web サイトはブロックされます。また、あるドメインをブロックリストに追加し、そのドメインのサブドメインを許可リストに追加すると、許可リストの項目は無視され、そのドメインとすべてのサブドメインはブロックされます。

高度な Web コントロールでは、Sophos Web Appliance または Security Management Appliance で設定や適用を行う、包括的な Web ポリシーを使用します。包括的で高度な Web コントロールポリシーの強制適用を行ったり、Sophos Web Appliance または Security Management Appliance から Web トラフィックのサポートを作成したりできます。

インストーラの改善点

インストール中に行うコンピュータの再起動数が少なくなりました。インストールの前提条件のチェック機能が改善されました。

その他の変更点は以下のとおりです。

  • 「SOPHOS」という名前の SQL Server インスタンスのみを作成できる。これまでは任意の SQL Server インスタンスの作成が可能でした。
  • インストール中に指定するデータベースのアカウントが、2つのデータベース (Enterprise Console 用データベース (SOPHOS50)、パッチ評価機能用データベース (SOPHOSPATCH)) で使用される。詳細については、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/113954.html を参照してください。

ウイルス対策および HIPS 検索の強化点

オンアクセス検索の変更内容:

  • 新規インストールで、「書き込んだとき」および「ファイル名を変更したとき」の検索オプションが、デフォルトで有効に設定されるようになりました (「読み取った時」オプションも引き続きデフォルトで有効に設定されます)。
  • 新規インストールで、自動クリーンアップががデフォルトで有効に設定されるようになりました。

オンデマンド検索およびスケジュール検索の変更内容:

  • 自動クリーンアップががデフォルトで有効に設定されるようになりました。
注: 右クリック検索と「ローカルディスクの検索」では、自動クリーンアップはこれまでどおりデフォルトで無効になっています。

疑わしい動作の検知の変更内容:

  • 「疑わしい動作」の名称が「動作監視」に変更されました。
  • 動作監視では、悪意のある動作の検知と疑わしい動作の検知の有効化を個別に設定できるようになりました。
  • 疑わしい動作の検知では、ブロックせずに警告を送信するだけの設定も可能です。
  • バッファオーバーフローの検知でも、警告の送信のみを指定できますが、疑わしい動作の検出の設定とは個別に指定できるようになりました。

以前のバージョンをアップグレードした場合、Enterprise Console バージョン 5 の新規ポリシーを適用するまで、あるいはスタンドアロン型エンドポイントコンピュータの設定をデフォルトに戻すまで、以前の設定内容が維持されます。

ネットワーク アクセス コントロール (NAC) の強化点

Sophos NAC 3.9 では、Sophos Anti-Virus 10.0 や Sophos Patch 1.0 など、最新のソフォス製エンドポイントソフトを実行しているエンドポイントのコンプライアンス管理を行えます。

このリリースでは、ソフォス製エンドポイントソフトの新しいマイナーバージョン固有のプロファイルを廃止し、ポリシーをよりシンプルにしました。新しいマイナーバージョンは、固有のマイナーバージョンを対象にしない既存のプロファイルを使用して検出できます。たとえば、Sophos Client Firewall の新バージョン (バージョン 2.9) は、Sophos Client Firewall 2.x というプロファイルを使用して検出できます。

新製品 Sophos Patch 1.0 に対応しているため、エンドポイントに最新の OS がインストールされているか、アプリケーションのセキュリティパッチがインストールされているかなどを Sophos NAC ポリシーで設定できます。

Web スキャン - Web コンテンツ検索の強化点

  • 互換性の改善

    Web フィルタリング機能で使用されるネットワーク インターセプト モジュール (Sophos LSP) は、他社製品ソフトとのパフォーマンスと互換性を向上させるため改訂されました。

  • セキュリティの向上

    悪意のある Web サイトに対する保護機能 (バージョン 9.5 で導入) が拡張され、HTTPS 接続する際にリモートサーバーの IP アドレスとサーバー名が検証されるようになりました。個人情報を保護するため、HTTPS セッションのコンテンツは復号化・解析されません。

  • Web ダウンロードスキャンの改善

    ソフォスのブラウザ ヘルパー オブジェクト (BHO) は、悪意のある Web サイトへのアクセスをブロックするために使用される、ネットワーク インターセプト モジュール (Sophos LSP) と同じものによって置き換えられました。これによって、一部の Web サイトとの互換性が改善され、Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safari、および Opera の 5つの主要ブラウザに対して一貫した保護を提供できるようになりました。

  • イントラネットの検索

    Sophos Anti-Virus バージョン 10 では、インターネットだけでなく、イントラネットからダウンロードしたコンテンツも検索できるようになりました。

管理コンソールの強化点

  • コンソールのデザイン変更

    製品デザインの変更に伴い、管理コンソールの配色やアイコンデザインが一新されました。ただし、レイアウトに大きな変更はありません。

  • イベント

    イベント生成の新機能により、Enterprise Console のメニューバーに新しく追加された「イベント」メニューから、イベントビューアを表示できるようになりました。

  • コンピュータの検出

    各ビューで、コンピュータ名、コンピュータの説明、または IP アドレスを使用して、Enterprise Console で管理している 1台以上のコンピュータを検索・表示できます。検索を実行する方法は、CTRL+F を押す、「編集 」メニューから「コンピュータの検出」をクリックする、あるいはコンピュータのリストの空白を右クリックして「コンピュータの検出」をクリックするの 3とおりがあります。

    コンピュータの検索で大文字と小文字は区別されません。文字列の終わりには、ワイルドカード文字があるものとして処理されるので、指定する必要はありません。ワイルドカード文字「*」、および「?」を使用できます。

  • Windows で検索から除外するアイテムのインポート/エクスポート

    Windows でオンアクセス検索やスケジュール検索から除外するアイテムの一覧をファイルにエクスポートした後、それを別のポリシーにインポートすることができます。この機能の表示方法は次のとおりです。

    • オンアクセス検索に対して除外を設定する場合: ウイルス検索および HIPS ポリシー > 環境設定 (オンアクセス検索を有効にするチェックボックスの横) > オンアクセス検索の設定ダイアログボックス > Windows での除外タブ > インポートまたはエクスポート
    • スケジュール検索に対して除外を設定する場合: ウイルス対策および HIPS ポリシー > 拡張子・除外 (スケジュール検索の下) > スケジュール検索用の拡張子・除外ダイアログボックス > Windows での除外タブ > インポートまたはエクスポート
  • 警告とエラーの対処

    警告とエラーの対処」ダイアログボックスで複数の項目を選択できます。「Ctrl」ボタンを押しながら各項目を左クリックします。前後する複数の項目を選択するには、一番上の項目を左クリックして「Shift」を押しながら一番下の項目を左クリックします。

  • SMTP サーバーの認証

    これまで、SMTP サーバーの認証が必要な場合、「SMTP の設定」ダイアログボックスに認証情報を入力できませんでしたが、バージョン 5 ではレジストリキーの設定を通じてこの設定を行うことができます。詳細は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/113780.html を参照してください。

未感染ファイルのリスト

未感染として検証されたファイルのリストを SophosLabs で作成することができるようになりました。未感染として検証されているファイルがエンドポイントコンピュータで検出された場合、ファイル検索コンポーネントを回避できるので、パフォーマンスを大幅に向上することができます。

これは、コンピュータの起動時に使用される Windows の OS ファイルの処理で、特に効果があります。検索なしでこのようなファイルを実行することで、起動時間が大幅に短縮されるようになりました。

また、最新の脅威定義ファイルを使用して検索したファイルのリストも作成されます。このようなファイルは、脅威データが次回更新されるまで、未感染として処理されます。これらのファイルは、未感染として検証されたファイルのリストに、将来追加することを考慮するための、SophosLabs のオンラインベースのリストにも送信されます。

変更されたファイルだけをスキャンする Decision Caching テクノロジーとは異なり、コンピュータの再起動後もリストの利用が可能です。

新しいデータベースのバックアップ/復元ツール

新しいデータベースのバックアップ/復元ツール「DataBackupRestore.exe」は、Enterprise Console をインストールすると同時にインストールされます。このツールは Enterprise Console の 2つのデータベース、SOPHOS50 と SOPHOSPATCH のバックアップと復元を行います。ツールの使用方法について、詳細は http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/114299.html を参照してください。

その他の改善点

  • バッファオーバーフロー検知機能の Windows Vista 以降への対応。
  • 対応プラットフォームの拡張。SBS 2011 Standard 64bit (SEC、SUM、Patch)、SBS 2011 Essentials 64bit (SEC、SUM、Patch)、SQL Server 2008 SP2/SP3 (Express を含む)、SQL Server 2008 R2 SP1 (Express を含む) への対応を追加しました。

新機能の詳細は、Sophos Enterprise Console ヘルプを参照してください。

システム要件

対応する OS と SQL Server のバージョン

オペレーティングシステムの要件と対応する SQL Server のバージョンについては、 次のサイトを参照してください。 http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/113278.html

ハードウェア要件

  • プロセッサ: 2.0GHz Pentium (または同等品)
  • メモリ: 2 GB RAM - Enterprise Console 用、2.5 GB RAM - Enterprise Console および NAC Manager 用 (同一サーバー上)
  • ディスク空き容量: 1.5GB - SQL Server 2008 Express を除く Enterprise Console を「すべて」インストールする場合。1.8GB - SQL Server 2008 Express を含めた Enterprise Console を「すべて」インストールする場合。

    これに加え、ソフォスのサーバーからダウンロードするエンドポイント製品 1つにつき、約 200MB~350MB の空き容量が必要です。たとえば、Windows 2000 以降版、Mac 版、Linux 版の 3種類のセキュリティソフトウェア製品をダウンロードする場合は、約 700MB の空き容量が必要となります。

Enterprise Console がインストールされていないコンピュータに Sophos Update Manager を インストールする場合のシステム要件は次のとおりです。

  • プロセッサ: Pentium 4 (または同等品) 1.0GHz
  • メモリ: 512MB RAM
  • ディスク空き容量: 50MB - インストールに必要な容量。これに加え、ソフォスのサーバーからダウンロードするエンドポイント製品 1つにつき、約 200MB~350MB の空き容量が必要です。たとえば、Windows 2000 以降版、Mac 版、Linux 版の 3種類のセキュリティソフトウェア製品をダウンロードする場合は、約 700MB の空き容量が必要となります。

データベースの最低容量

データベースをインストールするコンピュータ (Enterprise Console と同じ、または異なるコンピュータにインストールできます) に、最低 1 GB 以上の空き容量が必要です。

データベースの最大容量

  • Microsoft SQL Server 2008 Express Edition を使用する場合、データベースの最大データサイズは 4GB です。
  • Microsoft SQL Server 2005/2008/2008 R2 を使用する場合、システム管理者が設定しない限り、データのサイズ制限はありません。

ソフトウェア要件

  • 最低 Internet Explorer 6 以降

Enterprise Console を管理対象のクライアントと通信させるには、Enterprise Console の管理サーバーがインストールされているコンピュータの 8192 TCP ポートと 8194 TCP ポートを解放します。Sophos Update Manager が、ソフォスのサーバーからセキュリティソフトをダウンロードできるようにするには、Sophos Update Manager がインストールされているコンピュータの HTTP の 80番ポートを開放します。

注: TCP の 80番ポートは、管理サーバーのインストール中に有効化されるデフォルトのポートです。
  • 管理サーバーと通信するために Sophos Patch Agent を実行している管理対象エンドポイント。

  • Enterprise Console (ローカルまたは管理サーバーに対してはリモート) が Web コントロールとパッチ評価機能のサーバー側のコンポーネントと通信する。

詳細は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/114182.html を参照してください。

インストールおよびアップグレード

Windows Server 2008 SP1 ベースのコンピュータでは、Sophos Enterprise Console 5.0 をインストール/アップグレードする前に、コンピュータに Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 がインストールされていることを確認してください。インストールが済んでいない場合は、手動でインストールして Sophos Enterprise Console 5.0 をインストールする前にコンピュータを再起動してください。

既存の問題点

インストール

  • (WKI70911) Enterprise Console のインストール時に SQL Server の新規インスタンスの作成を選択した場合、コンピュータに Windows Installer 4.5 がインストールされていないと、「Windows Installer 4.5 がインストールされていないため、新しいインスタンスを作成できません。」というメッセージが表示される。この問題を回避するには、Windows Installer 4.5 をインストールしてから、やり直してください。

    Windows Installer 4.5 のインストーラは、Enterprise Console のインストーラが作成するフォルダ (デフォルトの作成先は C:\sec_50\ です) の ServerInstaller\pre-reqs\Windows Installer 4.5 というサブフォルダに保存されています。

  • (DEF58819) Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 が原因で、Exchange Web サービスに関連する次のようなコンポーネントの問題が発生することがある。(.NET Framework 3.5 SP1 は Enterprise Console のインストールに必要なソフトウェアです。Enterprise Console をインストールするときに自動的にインストールされます。)
    • Outlook Web Access
    • Office Communications Server 連携
    • Outlook アドレス帳
    • 不在通知
    この問題を解決するには、マイクロソフト サポート技術情報 959209 (http://support.microsoft.com/kb/959209) より、.NET Framework のアップデート版をインストールしてください。
  • (DEF56407) 分散型インストール: 適切なネットワークプロトコルが有効になっていない環境にデータベースのインスタンスがある場合、Sophos Management Service が起動しない。

    Sophos Enterprise Console の分散インストール (SQL Server が別のサーバーにある場合) では、データベースのインスタンス「SOPHOS」が PureMessage for Microsoft Exchange によって作成された場合、または選択した SQL Server のインスタンスで TCP/IP プロトコルが無効になっている場合、Sophos Management Service が起動しないことがあります。

    この問題の回避策として、次を実行してください。

    • Sophos Enterprise Console と PureMessage を同一のマシンにインストールする場合は、はじめに Sophos Enterprise Console をインストールするようにしてください。
    • PureMessage for Exchange がコンピュータに既にインストール済みの場合、または別のサーバーにある Microsoft SQL Server 2005/2008 データベース (リモートデータベース) を使用していて問題が発生した場合は、Microsoft SQL Server 構成マネージャを使用して、データベース インスタンス用の TCP/IP プロトコルを有効にし、また SQL Server Browser サービスを起動してください。

アップグレード

  • (WKI77243) SQL Server 2000 または MSDE など、Enterprise Console 5.0 でサポートされないバージョンのデータベースを分散インストールしている場合、Enterprise Console 4.0 から Enterprise Console 5.0 にアップグレードする際、警告が表示されず、アップグレードが中断されない。サポートされていないバージョン (SQL Server 2000 または MSDE) のデータベースを別のサーバーにインストールしている場合、Enterprise Console のデータベースをアップグレードする際に警告が表示されません。

    サポートされないデータベースのインスタンスは、インストーラで自動アップグレードできません。インストールは失敗します。Enterprise Console をアップグレードする前に SQL Server のインスタンスを手動でアップグレードする必要があります。

    手順については、Enterprise Console のインストーラが作成するフォルダ (デフォルトの作成先は C:\sec_50\ です) の ServerInstaller\Docs\jpn というサブフォルダに保存されている Upgrade Advisor に関する製品ドキュメントを参照してください。

    • Enterprise Console 4.x をインストールしているサーバーとは別のサーバーにサポートされていない SQL Server のインスタンスをインストールしている場合は、sec_50_ua205.html を参照してください。
    • Enterprise Console 4.x、NAC 3.3、およびサポートされていない SQL Server のインスタンスを別のサーバーにインストールしている場合は、sec_50_ua202.html を参照してください。
    • Enterprise Console 4.x、NAC 3.5 または NAC 3.7、およびサポートされていない SQL Server のインスタンスを別のサーバーにインストールしている場合は、sec_50_ua204.html を参照してください。
    • Enterprise Console 4.x、NAC 3.5 64bit または NAC 3.7 64bit、およびサポートされていない SQL Server のインスタンスを別のサーバーにインストールしている場合は、sec_50_ua207.html を参照してください。

    この問題の詳細は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/116228.html を参照してください。Enterprise Console 5.0 へのアップグレードに関する問題の詳細は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/114627.html を参照してください。

  • (DEF69133) エンドポイント コンピュータ上の Sophos Endpoint Security and Control を旧バージョン (例: バージョン 9.5) からバージョン 10.0 にアップグレードすると、ポリシーと適合しているにもかかわらず、コンソールではコンピュータがポリシーと異なると表示される。この現象は「アップデート ポリシー」の「移動先でのアップデートを許可する」が選択されている場合、および/または「ウイルス対策および HIPS ポリシー」の「システムメモリを検索する」が選択されている場合、アップグレード中にこれらのポリシーがエンドポイントに適用されると発生します。

    この問題を回避策するには、次のいずれかを実行してください。

    • エンドポイント コンピュータに新しいポリシーを適用する前に、「アップデート ポリシー」の「移動先でのアップデートを許可する」および「ウイルス対策および HIPS ポリシー」の「システムメモリを検索する」が選択されていないことを確認します。各コンピュータが Sophos Endpoint Security and Control 10.0 にアップグレードされたら、必要に応じてこれらのオプションを選択し、コンピュータに更新されたポリシーを適用します。
    • ポリシーの設定をまったく変更せずに、エンドポイント コンピュータを Sophos Endpoint Security and Control 10.0 にアップグレードします。アップグレード後、コンソールのコンピュータのリストで、一部のコンピュータに対して「ポリシーと異なる」というステータスが表示されることがあります。これらのコンピュータを選択し、右クリックしてから「ポリシーの適用」、「グループのアップデートポリシー」の順にクリックします。同様に、それらのコンピュータに「グループのウイルス対策および HIPS ポリシー」を適用します。
  • (WKI65337) 同じ製品を含む複数のサブスクリプションを使用している場合、SUM をアップグレードすると、設定が「一致しない」と表示されることがある。「環境設定の適用」を選択すると問題が解消します。
  • (DEF60930) 固定バージョンをアップデートするように SUM を設定していた場合、Enterprise Console をバージョン 5.0 にアップグレードした後、依然として設定が固定バージョンのままになっているが、実際は SUM 1.3.1 (Enterprise Console 5.0 用) のアップデートが実行される。

Enterprise Console 5.0 へのアップグレードに関する問題の詳細は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/114627.html を参照してください。

ダウングレード

  • (DEF57375) Sophos Management Service がインストール済みのコンピュータで Sophos Endpoint Security and Control をダウングレードすると、Sophos Agent サービスと Sophos Message Router サービスが停止する。

    回避策として、Sophos Agent サービスと Sophos Message Router サービスを手動で開始してください。

全般

  • (DEF69950) Sophos Endpoint Security and Control 10.0 がインストール済みのコンピュータで Sophos TDL3 Rootkit Cleanup Tool バージョン 1.1 をアンインストールすると、Sophos Anti-Virus でシステムメモリ検索の実行に失敗し、次のエラーが表示されます。「‘メモリ’の検索中、SAV Interface エラー 0xa0040202 が発生しました。検索に失敗しました。」

    この問題は、Sophos TDL3 Rootkit Cleanup Tool バージョン 1.2 以降 (ソフォス Web サイトからダウンロード可能な最新バージョン) を使用すれば発生しません。

    この問題を回避するには、既存のバージョンの Sophos Endpoint Security and Control をアップグレードしたり、Sophos Endpoint Security and Control 10.0 を初回インストールしたりする前に、インストール済みの Sophos TDL3 Rootkit Cleanup Tool 1.1 をアンインストールしてください。Sophos Endpoint Security and Control 9.x または 10.0 を稼働しているコンピュータには、Sophos TDL3 Rootkit Cleanup Tool 1.1 をインストールしないようにしてください。代わりに Sophos TDL3 Rootkit Cleanup Tool 1.2 以降を使用してください。

    この問題が発生した場合は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/113403.html を参照してください。

  • (DEF61278) デフォルトの配布用共有フォルダが SophosUpdate という名前を予約済みである。

    アップグレードマネージャの配布用の共有フォルダを作成する際、SophosUpdate という名称の共有フォルダを追加できません。これは、デフォルトの共有フォルダ用に「SophosUpdate」という名前が予約されているためです。

    回避策として、共有フォルダを新規作成する際は、「Update」など、別の名前を指定してください。

    アップデートポリシーでプライマリやセカンダリのアップデートロケーションを指定する際、ドロップダウンリストでデフォルトの共有パスが NetBIOS 形式のみで表示されます。例: \\Server\SophosUpdate。しかし、場合によっては、\\server.de.acme\SophosUpdate など、完全修飾ドメイン名を使うことが望ましい場合もあります。

    回避策として、サーバーのアップデートパスのフィールドに、パスを完全修飾ドメイン名で入力してください。

  • (DEF58871、DEF58872) コンピュータを検索したり、Active Directory と同期をとる際、Enterprise Console は、重複する名称のコンピュータ複数を区別せず、コンピュータが所属するグループを繰り返し切り替えることがある。これは、異なるドメインやサブドメインに、重複する名称のコンピュータが複数存在する場合に発生することがあります。

    この問題の回避策として、次のいずれかを実行してください。

    • Enterprise Console でコンピュータの検索を実行する前に、同じ名称のコンピュータすべてで、Sophos RMS (Remote Management System) がインストール済みで、稼働していることを確認します。

      名称が同じコンピュータを含む Active Directory グループの同期はとらないようにしてください。各コンピュータは手動で管理してください。

    • ご使用のネットワークで、重複するコンピュータ名がないようにしてください。

データコントロール

  • (DEF77371) プログラムの内部的なメッセージ (「removableStorage」など) が英語のままデータコントロールのイベントの「転送先タイプ」欄に表示される。データコントロールのイベントは、「データコントロールのイベントビューアの表示」や「コンピュータの詳細」ダイアログボックスで表示できます。

    この問題が発生した場合は、http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/116249.html で各「転送先タイプ」の翻訳を参照してください。

  • (DEF48035) AFS (Andrews File System) などの他のネットワークファイルシステムには未対応。
  • (WKI36074) データコントロールのルールで、「転送をブロックする」または「ユーザーの同意で転送を許可する」を指定すると、監視対象ストレージデバイスにおけるファイルの新規作成がブロックされる。
  • (DEF29635) Internet Explorer で、FTP プロトコルを使用して転送したファイルが検索されない。

デバイスコントロール

  • カメラデバイスは、デバイスコントロールでブロックされない。デフォルトでは、このようなデバイスに Windows エクスプローラを使用してデータを書き込むことはできません。

パッチ

  • (WKI72698) パッチ評価で使用される CScript.exe をブロックするように、アプリケーション コントロールを設定することができる。アプリケーション コントロールとパッチ評価の両方を使用している場合は、「アプリケーション コントロール」ポリシーの「プログラミング/スクリプティングツール」カテゴリで、「Microsoft WSH CScript」をブロックしないように注意してください。デフォルトで、プログラミング/スクリプティングツールは許可されています。

Sophos Client Firewall

  • (DEF22335) 許可したアプリケーションが Sophos Client Firewall で一時的にブロックされる。

    ファイアウォールポリシーを適用すると、すべてのアプリケーションルールは一旦削除され、もう一度追加されます。この間に、新しいポリシーで許可されているアプリケーションが送信方向の接続を確立しようとした場合、新しいポリシーが完全に適用されるまでの間、ブロックされます。

Web コントロール

  • (DEF73962) 以前登録した Sophos Web Appliance に、エンドポイントを再登録することができない。

テクニカルサポート

ソフォス製品のテクニカルサポートは、次のような形でご提供しております。

  • 「SophosTalk」ユーザー コミュニティ サイト (英語) (http://community.sophos.com/) のご利用。さまざまな問題に関する情報を検索できます。
  • ソフォス サポートデータベースのご利用。http://www.sophos.co.jp/support/
  • 製品ドキュメントのダウンロード。http://www.sophos.co.jp/support/docs/
  • メールによるお問い合わせ。ソフォス製品のバージョン番号、OS および適用しているパッチの種類、エラーメッセージの内容などを、support@sophos.co.jp までお送りください。

ご利用条件

Copyright © 2011 Sophos Limited.All rights reserved.この出版物の一部または全部を、電子的、機械的な方法、写真複写、録音、その他いかなる形や方法においても、使用許諾契約の条項に準じてドキュメントを複製することを許可されている、もしくは著作権所有者からの事前の書面による許可がある場合以外、無断に複製、復元できるシステムに保存、または送信することを禁じます。

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