Sophos Endpoint Security and Control リリースノート

メンテナンス期間

Endpoint Security and Control バージョン 10.2 は、メンテナンス期間に入りました。製品サポートは引き続き行われ、脅威検出エンジンおよび脅威データは月例でアップデートされますが、新機能の開発は行われません。詳細は、Sophos Endpoint for Windows: 製品リプレース プログラムを参照してください。

バージョン 10.3 にアップグレードが可能です。

バージョン番号

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.2.9
Sophos Client Firewall (SCF) 2.9.3
Sophos AutoUpdate (SAU) 2.9.0

脅威検出エンジンバージョンと脅威データバージョンを確認する方法は次のとおりです。

  1. Endpoint Security and Control を開きます。
  2. 左側のペインにある「ヘルプ & 情報」パネルで、「製品情報の表示」をクリックします。
  3. ウイルス対策および HIPS」セクションで、「ソフトウェア」をクリックします。
注:
  • このリリースノートで説明する機能の中には、管理対象コンピュータのみで使用できるものや、適切なライセンスをお持ちの場合のみに使用できるものが含まれています。
  • Sophos Client Firewall 2.9.x は Windows 8 に対応していないため、Windows 8 環境にインストールできません。
  • Endpoint Security and Control を Enterprise Console から Windows 8 および Windows Server 2012 に自動インストールするには、Enterprise Console 5.1 以降が必要です。

    Endpoint Security and Control を Enterprise Console から Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 に自動インストールするには、Enterprise Console 5.2.1 R2 以降が必要です。

    Enterprise Console 5.0 以前をご使用の場合は、バージョン 10.2 のソフトウェア サブスクリプションを含むインストーラの場所からインストーラを実行してソフトウェアをインストールできます。手動インストールに関する詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/12386.aspx を参照してください。

追加された機能

  • 脅威検出エンジンおよび脅威データが更新されました。

修正された問題点および既存の問題点

Sophos Endpoint Security and Control 10.2 の過去 4か月のリリースで修正された問題点 (ある場合のみ) および今回のリリース時での既存の問題点は以下のとおりです。

このリリースの既存の問題点の中には、Sophos Endpoint Security and Control の上位バージョンですでに修正されているものがある場合もあります。最新の修正された問題点の一覧は、より新しいバージョンの Sophos Endpoint Security and Control のリリースノートを参照してください。http://www.sophos.com/ja-jp/support/documentation/endpoint-security-and-control-for-windows.aspx

修正された問題点

なし

既存の問題点

競合他社製品の削除ツール

ID 説明 問題が発見されたバージョン
DEF87203 McAfee Security as a Service 5.4 を削除する際、Sophos Competitor Removal Tool で、VBScript、WScript、および Java のレジストリキーが復元されない。回避策: Sophos Endpoint Security and Control をインストールする前にコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からソフトウェアを削除してください。 iCRT 2.10.1
DEF84842 Sophos Competitor Removal Tool で Norton Internet Security 2010 (version 17.x) を削除できない。回避策: Sophos Endpoint Security and Control をインストールする前にコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からソフトウェアを削除してください。 10.2.0

データコントロール

ID 説明 問題が発見されたバージョン
DEF79180 ファイルがデータコントロールのルールに違反していても、Windows 8 のストレージプールに転送できる。 10.2.0

インストール

ID 説明 問題が発見されたバージョン
DEF84838 Windows Server 2008 以降で実行している Enterprise Console 5.1 以降を使って、ワークグループ環境の Windows 8 や Windows Server 2012 コンピュータを保護できない。

インストールを成功させるための作業についての詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118354.aspx を参照してください。

10.2.0

Sophos Anti-Virus

ID 説明 問題が発見されたバージョン
DEF88664 Citrix XenApp サーバーで SAVProxy.exe が強制終了する (バージョン 10.3.0 で修正済み)。 9.7.7
DEF85118 Internet Explorer 10 の Windows 8 モダン UI を使用して悪質な HTTPS Web サイトにアクセスした場合、Sophos Anti-Virus で、トースト通知でなく、バルーン通知が表示される。このため、デスクトップを参照するまで、通知内容を確認することができません。 10.2.0
DEF84420 ブラウザの Windows 8 モダン UI を使用して悪質な Web サイトにアクセスした場合、Sophos Anti-Virus によって表示されるトースト通知をクリックすると、ブラウザが最小化され、代わりにデスクトップが表示される。ブラウザを再び表示するには、「Alt」+「Tab」キーを押して切り替えてください。 10.2.0
DEF83463 ロックされているファイルを Sophos Anti-Virus でオンデマンド検索できるようになったが、クリーンアップには失敗する。 10.2.0
DEF79726 Internet Explorer 10 で Windows 8 モダン UI を使用すると、悪質な Web サイトへのアクセスが Sophos Web Protection 機能によってブロックされない。 10.2.0
DEF79482 iSCSI のマウントポイントをオンアクセス検索から除外できない。 9.7.7
- Sophos Web Protection および Web コンロールで、ネットワークトラフィックをブロックするため、LSP (Layered Service Provider) が使用される。互換性のない他社製 LSP を稼働している環境で Sophos Web Protection または Web コンロール機能を有効化した場合、システムが不安定になることがあります。このため、互換性のないことがわかっている他社製 LSP が既にコンピュータにインストールされている場合、ソフォスの LSP はインストールされません。詳細については、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/116241.aspx を参照してください。 10.0

Sophos AutoUpdate

ID 説明 問題が発見されたバージョン
WKI64768 AutoUpdate は、WDigest 認証を使用するプロキシを介したアップデートに対応していない。なお、AutoUpdate は、通常のダイジェスト認証には対応しています。詳細については、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/112633.aspx を参照してください。 SAU 2.5.8

Web コントロール

ID 説明 問題が発見されたバージョン
DEF79725 Internet Explorer 10 で Windows 8 モダン UI を使用すると、「不適切な Web サイトのコントロール」ポリシーで指定されているカテゴリに属する Web サイトへのアクセスが、ソフォスの Web コントロール機能によってブロックされない。 10.2.0

追加情報

  • 製品リプレース プログラム

    2013年 6月に、ソフォスではエンドポイント製品のリプレースプログラムを変更しました。既存のお客様に対しては、Windows 2000 以降のサブスクリプションで「Preview」(プレビューバージョン) の製品タグが追加で表示されるようになります。詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/112580.aspx を参照してください。

    Sophos Enterprise Console バージョン 5.2.1 をはじめてインストールされる新規のお客様には、サブスクリプションパッケージの新セットが表示されることになります。パッケージおよび製品バージョンに関する詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/119216.aspx を参照してください。

  • Windows 8 および Windows Server 2012 への対応
    • Windows 8 環境では、Endpoint Security and Control は、バルーン通知ではなく、トースト通知を使用して画面にメッセージを表示するようになりました。
    • デスクトップに表示するユーザー定義メッセージを Windows 8 環境で指定しても、それがトースト通知として表示されません。詳細は http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118233.aspx を参照してください。
    • Windows 8 環境では、Sophos Anti-Virus は、特定の Windows ストアアプリに影響を与える脅威をクリーンアップした場合、そのアプリを改ざんされているとして扱います。これによって Windows はユーザーに、そのアプリを再ダウンロード、再インストールするオプションを提供します。
    • ルートキット検索は、Windows Server 2012 環境の REFS ファイルシステムには対応していません。ユーザーがこのファイルシステムでルートキット検索を実行しようとすると、ルートキット検索には対応していない、というメッセージが SAV ログに記録されます。
  • アプリケーション コントロール

    Sophos Anti-Virus で、管理対象アプリケーションがネットワーク共有フォルダで検出されても、警告にはローカルコンピュータと表示される。

  • デバイスコントロール

    Sophos Device Control では、システムドライブとして使用しているリムーバブル ストレージ デバイスはブロックされません。このようなデバイスをブロックした場合、通常、OS の動作が不安定になります。

  • Sophos Client Firewall
    • Sophos Client Firewall は、Windows 7 環境の「モバイル ブロードバンド」ドライバモデルに対応していない。
    • Sophos Client Firewall をインストールする際、すべてのネットワークアダプタが一時的に切断される。最長 20秒間ネットワークに接続できなくなります。また、Microsoft Remote Desktop などのネットワークアプリケーションが切断されます。
    • 許可された接続」など、自動更新を行うビューでログを表示する場合、サービスへの負荷が大きいと、ビューの自動更新が停止することがある。別のビューへ移ってから再び戻ると、自動更新は、再び正常に機能します。
  • サポートされていないシナリオ
    • Endpoint Security and Control スタンドアロンインストーラは、Windows の Server Core に対応していません。
    • Endpoint Security and Control の集中管理インストーラおよびスタンドアロンインストーラは、Windows の Server Core Hyper-V に対応していません。
    • Internet Explorer 5 または 6 を起動している Windows 2000 システムでは、Windows エクスプローラを使うと、Web スキャンでブロックするサイトへのアクセスが許可されます。
  • Windows の共有コンポーネント

    ソフォス製品をインストールすると、ソフォス以外の製品で使用されている可能性のある一部の Windows コンポーネントがインストール、またはアップグレードされます。

    ソフォス製品 Windows の共有コンポーネント
    名称 ファイル名 バージョン ソフォス製品への追加日
    Sophos Anti-Virus Microsoft XML Core Services msxml4.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
    msxml4r.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
    ATL Library ATL80.dll 8.0.50727.4053 2007年 6月
    Microsoft Visual C/C++ Runtime Library msvcm80.dll 8.0.50727.4053 2007年 6月
    msvcp80.dll 8.0.50727.4053 2007年 6月
    msvcr80.dll 8.0.50727.4053 2007年 6月
    Sophos AutoUpdate Windows インストーラ msi.dll 2.0.2600.2 2003年 11月
    msiexec.exe 2.0.2600.2 2003年 11月
    msihnd.dll 2.0.2600.2 2003年 11月
    msimain.sdb N/A 2003年 11月
    msimsg.dll 2.0.2600.2 2003年 11月
    msisip.dll 2.0.2600.2 2003年 11月
    msls31.dll 3.10.337.0 2003年 11月
    mspatcha.dll 5.1.2600.0 2003年 11月
    riched20.dll 5.30.23.1200 2003年 11月
    sdbapiU.dll 1.0.0.1 2003年 11月
    shfolder.dll 5.0.2919.20 2003年 11月
    usp10.dll 1.325.2180.1 2003年 11月
    Sophos Client Firewall Microsoft XML Core Services msxml4.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
    msxml4r.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
    Microsoft Visual C/C++ Runtime Library msvcm80.dll 8.0.50727.4053 2010年 3月
    msvcp80.dll 8.0.50727.4053 2010年 3月
    msvcr80.dll 8.0.50727.4053 2010年 3月

テクニカルサポート

ソフォス製品のテクニカルサポートは、次のような形でご提供しております。

  • 「SophosTalk」ユーザー コミュニティ サイト (英語) (community.sophos.com/) のご利用。さまざまな問題に関する情報を検索できます。
  • ソフォス サポートデータベースのご利用。www.sophos.com/ja-jp/support.aspx
  • 製品ドキュメントのダウンロード。www.sophos.com/ja-jp/support/documentation/
  • メールによるお問い合わせ。ソフォス製品のバージョン番号、OS および適用しているパッチの種類、エラーメッセージの内容などを、support@sophos.co.jp までお送りください。

ご利用条件

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