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Sophos Endpoint Security and Control 10.3 Recommended リリースノート

2016年 1月

このリリースノートについて

このリリースノートは Sophos Endpoint Security and Control 10.3 for Windows Recommended (Sophos Enterprise Console による管理型 / スタンドアロン型) のリリースノートをまとめたものです。

このリリースノートで説明する機能の中には、管理対象コンピュータのみで使用できるものや、適切なライセンスをお持ちの場合のみに使用できるものが含まれています。

注: 以下の一覧にある最新バージョンは、リリースノートの公開時点でダウンロードできる状態になっていない場合があります。これはソフトウェアのリリースが数日間にわたって行われるのに対し、リリースノートはソフトウェアリリース初日に公開されるためです。

バージョン 10.3.15、2016年 1月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.15
脅威検出エンジン 3.63.0
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.4 (Windows 8 以降)

2.9.5 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 4.3.10
Sophos Patch Agent 1.0.308.0
Sophos Web Control 10.3.10
Sophos Remote Management System 4.0.2

アップデートされたコンポーネント

脅威検出エンジンが、3.60.0 から 3.63.0 にアップデートされました。脅威検出エンジンの変更内容の詳細は、Sophos Threat Detection Engine リリースノートを参照してください。

バージョン 10.3.15、2015年 7月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.15
脅威検出エンジン 3.60.0
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.4 (Windows 8 以降)

2.9.5 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 4.3.10
Sophos Patch Agent 1.0.308.0
Sophos Web Control 10.3.10
Sophos Remote Management System 4.0.2

このバージョンに新しく追加された機能

  • Windows 10 への対応について

    Sophos Endpoint Security and Control 10.3.15 では、Windows 10 コンピュータを直ちに保護できるほか、マイクロソフトがサポートするいずれかのアップグレード手順に従ってコンピュータを Windows 7 または 8.1 から Windows 10 にアップグレードできます。

    これよりも古いバージョンの Windows からアップグレードする場合で、Endpoint Security and Control 10.3.15 以降を使用しているときは、保護機能は OS と共に移行されるため、エンドポイントは自動的に継続保護されます。移行後は、アップデートを完了させてコンピュータを完全に保護するために、いくつかの操作が必要となる場合があります。たとえば、レジストリのマイナーな不整合を修正するためにコンピュータをもう一度再起動するか、または Sophos Enterprise Console (SEC) の「コンピュータの再保護」オプションを使用する必要があります。各環境での対応については、アップグレードの詳細 (サポートデータベースの文章 122504) を参照してください。また本リリースノートの既存の問題点および制限事項も参照してください。Windows 10 上に直接インストールしている場合、Sophos Endpoint Security and Control の脅威対策とそのオプションは Windows 7、8、8.1 で使用していた内容と同じになります。

アップデートされたコンポーネント

  • Sophos Anti-Virus が、10.3.13 から 10.3.15 にアップデートされました。
  • Sophos AutoUpdate が、4.1.0.273 から 4.3.10 にアップデートされました。
  • Sophos Client Firewall が、3.0.3 から 3.0.4 に、また 2.9.4 から 2.9.5 にアップデートされました。
  • 脅威検出エンジンが、3.58.3 から 3.60.0 にアップデートされました。脅威検出エンジンの変更内容の詳細は、Sophos Threat Detection Engine リリースノートを参照してください。

バージョン 10.3.13、2015年 4月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.13
脅威検出エンジン 3.58.3
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.3 (Windows 8)

2.9.4 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 4.1.0.273
Sophos Patch Agent 1.0.308.0
Sophos Web Control 10.3.10
Sophos Remote Management System 4.0.2

アップデートされたコンポーネント

  • Sophos Anti-Virus が、10.3.12 から 10.3.13 にアップデートされました。
  • 脅威検出エンジンが、3.55.0 から 3.58.3 にアップデートされました。脅威検出エンジンの変更内容の詳細は、Sophos Threat Detection Engine リリースノートを参照してください。
  • Sophos AutoUpdate が、4.1.0.65 から 4.1.0.273 にアップデートされました。
  • Sophos Patch Agent が、1.0.307.0 から 1.0.308.0 にアップデートされました。
  • Sophos Remote Management System が、3.4.1 から 4.0.2 にアップデートされました。

このバージョンに新しく追加された機能

コンポーネント 説明
Sophos Device Control セキュリティ搭載リムーバブル ストレージ デバイスに、Kingston DataTraveler Locker+ G3 16GB USB メモリが追加されました。(WINEP-606)

修正された問題点

コンポーネント ID 説明
Sophos Anti-Virus WINEP-13 フォルダを分解する際、32ビット版アプリケーション用の許容メモリ 2GB が使い尽くされる。
Sophos AutoUpdate WINEP-14 Sophos Anti-Virus 10.3.7 にアップデートすると、AutoUpdate のコンポーネントである ALUpdate.exe によって、10GB 分のファイルがシステムで削除される。
Sophos Anti-Virus WINEP-16 iSCSI のマウントポイントをオンアクセス検索から除外できない。
Sophos Anti-Virus WINEP-17 GPO の設定によっては、右クリック検索を実行したり、検出の通知をクリックして隔離マネージャを開いたりすることができない。
Sophos Anti-Virus WINEP-18 Sophos Anti-Virus のメジャーバージョンへのアップグレードやダウングレード後、4分間 PureMessage が開かない。
Sophos Anti-Virus

WINEP-24、
WINEP-42、
WINEP-44、
WINEP-45、
WINEP-51、
WINEP-266

Web スキャン」で「ダウンロードスキャン」を有効に設定すると、さまざまなメディア ストリーミング Web サイトが動作しない。
Sophos Device Control WINEP-47 Kanguru Defender 2000 4GB が、セキュリティ搭載デバイスとして検出されない。
Sophos Anti-Virus   Sophos Web Intelligence が使用するハンドルの数が増加する。
Sophos Device Control WINEP-81 Sophos Anti-Virus 10.3.11 のセキュリティ搭載リムーバブル ストレージ デバイスの一覧に追加された SafeToGo STG2-M デバイスは、管理者以外のアカウントでログインした場合、セキュリティ搭載デバイスとして分類されない。
Sophos Anti-Virus WINEP-128 Web Protection 機能が LanSchool ソフトウェアと競合する。
Sophos Remote Management System WINEP-176 エンドポイントのルータが、拒否された後、再接続できないことがある。
Sophos Patch Agent WINEP-327 マイクロソフトの修正パッチ以外の、最新の Lumension の修正パッチに対応するために、Sophos Patch Agent を更新する必要がある。
Sophos Anti-Virus WINEP-340 Web Protection 機能が、Hummingbird SOCKS アプリケーションと競合する。
Sophos Anti-Virus   UTM アプライアンスの管理下にある Windows 8 以降のエンドポイントで、高度な Web コントロールが有効化されている場合、IP アドレスで内部 SSL サイトにアクセスできない。
Sophos Anti-Virus WINEP-342 Sophos Anti-Virus 10.3.11 にアップグレード後、Sophos Web Intelligence サービス (swi_service.exe) が表示されなくなる。
Sophos Anti-Virus WINEP-381 Sophos Anti-Virus のメジャーバージョンへのアップグレード時に、ODScanUpdateMetadata レジストリキーが保持されるようにする。
Sophos AutoUpdate WINEP-649 Sophos AutoUpdate 4.1.0.65 (Sophos Anti-Virus 10.3.12) で、BASIC プロキシ認証に失敗する。

バージョン 10.3.12、2015年 1月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.12
脅威検出エンジン 3.55
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.3 (Windows 8)

2.9.4 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 4.1.0
Sophos Patch Agent 1.0.307.0

今回のリリースの Endpoint Security and Control では Sophos NAC が削除されました。詳細はサポートデータベースの文章 120007 を参照してください。

アップデートされたコンポーネント

  • Sophos Anti-Virus: 10.3.11.2 から 10.3.12 にアップデート。
  • 脅威検出エンジン: 3.53 から 3.55 にアップデート。
  • Sophos AutoUpdate: 3.1.4 から 4.1.0 にアップデート。

修正された問題点

コンポーネント ID 説明
Sophos Anti-Virus、Sophos Web Control   Sophos Web コントロールや Web スキャンを使用しているときの Web サイトの表示速度が向上しました。
Sophos Anti-Virus WKI97820 EMET (Microsoft Enhanced Mitigation Experience Toolkit) の「Caller Check」(呼び出し元チェック) とソフォス製品のフックの互換性に関する問題が修正されました。

バージョン 10.3.11、2014年 10月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.11.2
脅威検出エンジン 3.53
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.3 (Windows 8)

2.9.4 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 3.1.4
Sophos Patch Agent 1.0.307.0

このバージョンに新しく追加された機能

コンポーネント 説明
Sophos Anti-Virus システムパフォーマンスを改善するため、Windows 8、Windows 8.1、Windows 2012 および Windows 2012 R2 対応のオンアクセス用ファイルシステムのフィルタドライバが更新されました。
Sophos Anti-Virus 脅威検出エンジンが更新されました。
Sophos Device Control 以下のデバイスが、対応するセキュアなリムーバブル ストレージ デバイスのリストに追加されました。
  • CTWO SafeXs 3.0 Secure USB メモリ
  • SafeToGo ハードウェア暗号化 USB メモリ
  • Imation IronKey Basic D250 USB メモリ
  • Kingston DataTraveler Vault Privacy 3.0 USB メモリ
  • DataLocker Sentry FIPS 140-2 Drive
Sophos Device Control Intel Centrino Wireless Bluetooth Adapter が対応する Bluetooth インターフェースのリストに追加されました。
競合他社製品の削除ツール 以下の製品が iCRT (integrated Competitor Removal Tool: Sophos Endpoint Security and Control に統合された競合他社製品の削除ツール) で削除できるようになりました。
  • Symantec Endpoint Protection v12.1.4013.4013
  • Norman Endpoint Protection 9

修正された問題点

コンポーネント ID 説明
Sophos Anti-Virus、Sophos AutoUpdate KB121385 マイクロソフト社のセキュリティ更新プログラム KB2918614 のリリースが原因で発生した Windows Server 2003 でのインストール、アップグレードに関する問題を修正しました。
Sophos Anti-Virus DEF97549 Sophos Anti-Virus 10.3.7 のインストーラに含まれるパスが引用符で囲まれていないことが原因で、64ビット Windows 上の Sophos Anti-Virus のインストール、アップグレード、アンインストールに失敗する。このエラーはシステムドライブのルートにファイル名が「program」ではじまるファイルがあると発生します。
Sophos Anti-Virus DEF97183 Windows Server 2012 の「Server Core」インストールに Sophos Anti-Virus 10.3.7 をインストールできない。
Sophos Anti-Virus DEF88319 グローバル設定でメール警告の設定を変更しても右クリック検索のメール警告の設定に反映されない。
Sophos AutoUpdate WKI97704 エンドポイントの Sophos AutoUpdate のメジャーアップグレードを行った後、Sophos Enterprise Console の「最新版」カラムに「不明」というアップデートステータスが表示され、次のアップデートまで「不明」と表示され続ける。この現象はアップグレードで古い脅威定義 (IDE) ファイルがすべて削除されないことが原因で発生します。これらの IDE ファイルは次回のアップデートで削除されます。
Sophos AutoUpdate DEF97693 Sophos AutoUpdate のポリシーファイルのサイズが 0 バイトの場合、Sophos Agent サービス (ManagementAgentNT.exe) が強制終了する。
Sophos AutoUpdate WKI97618 Endpoint Security and Control 10.3.7 と Citrix Single Sign-On Plug-in が同じコンピュータにインストールされている場合、Sophos AutoUpdate が動作しない。
Sophos AutoUpdate WKI97582 Endpoint Security and Control 10.3.7 と Hummingbird クライアントが同じコンピュータにインストールされている場合、Sophos AutoUpdate 3.1 が動作しない。
Sophos AutoUpdate DEF97279 Sophos Anti-Virus 10.3.7 でプロキシの Basic 認証に失敗する。
Sophos AutoUpdate DEF97247 スタンドアロンの Sophos Anti-Virus パッケージをデフォルトのインストール先以外にインストールしている場合、CID (セントラル インストール ディレクトリ) からアップデートを実行すると、マニフェストに関するエラーが発生し、アップデートに失敗する。
Sophos AutoUpdate DEF95816 CID からアップデートを実施するエンドポイントの Sophos AutoUpdate 2.x をバージョン 3.1 にアップデートすると、以下の内容のエラーメッセージが表示される。

Sophos AutoUpdate - Error 25010. (Sophos AutoUpdate - エラー 25010。)An error occurred while running the custom action 'UpdateProductInfo'. (カスタムアクション 'UpdateProductInfo' を実行中、エラーが発生しました。)Reason: Unable to read ProductID.dat or Migration.dat. (理由: ProductID.dat または Migration.dat を読み取れませんでした。)Contact your support personnel. (社内のサポートデスクにお問い合わせください。)

データコントロール DEF92713 データコントロールが原因で Windows 8 タブレットの起動が遅くなる。
Sophos Web Control DEF96534 ブロックするドメイン名として指定された URL の終わりにピリオドを追加することで、その URL へのアクセスが可能になる。
Sophos Web Control DEF95866 許可されているページに、カテゴリでブロックされた Web サイト (例: 「出会い系」カテゴリで Facebook がブロックされているなど) へのリンクが含まれている場合、アクセスがブロックされたことを通知するポップアップメッセージが表示される。
Sophos Web Control DEF95685 別の Sophos Web Appliance (SWA) や UTM アプライアンスの管理下にあったエンドポイントに対して、新しい SWA や UTM アプライアンスの Web コントロール ポリシーが自動的に適用されない。
Sophos Web Control DEF95345 Sophos Web Intelligence (SWI) Service に WebSocket への対応を追加。

バージョン 10.3.7、2014年 4月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.7
脅威検出エンジン 3.51.1
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.3 (Windows 8)

2.9.4 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 3.1.1.18
Sophos Patch Agent 1.0.307.0

このバージョンに新しく追加された機能

コンポーネント 説明
Sophos Anti-Virus 脅威検出エンジンが更新されました。
Sophos Anti-Virus Sophos Anti-Virus ドライバは、アップデートされたコンパイラで再構築されました。
Sophos Device Control Sophos Device Control で、スマートフォンやその他の MTP/PTP プロトコルを使用するデバイスへのアクセスがブロックできるようになりました。このオプションは管理コンソールから一括設定できます。
Sophos AutoUpdate バックエンドを更新するシステムがアップグレードされました。
Sophos AutoUpdate 脅威データが補足ファイルとして配布されるようになりました。Endpoint Security and Control とは別にアップデートされるため、より頻繁なアップデートが可能となります。
Sophos Client Firewall Sophos Client Firewall において複数のセキュリティ強化が実施されています。
Sophos Patch Windows 8 で利用できるようになりました。
Sophos Web Control Windows 8 で利用できるようになりました。

修正された問題点

コンポーネント ID 説明
Sophos Device Control DEF93728 セキュアなリムーバブル ストレージ デバイスに IronKey Enterprise D250 4GB を追加。
Sophos Device Control DEF93180 セキュアなリムーバブル ストレージ デバイスに Kingston DataTraveler Locker+ G2 8GB を追加。
Sophos Device Control DEF91534 VMware Tools を起動しており、フロッピーディスクドライブへのアクセスが読み取り専用に設定されているコンピュータで、デバイスコントロールが有効になっている場合、デスクトップに「デバイスへのアクセスがソフォス製品によってブロックされました: 管理対象デバイス: タイプ 'フロッピー ディスク ドライブ' への書き込み権限は、管理者によって無効に設定されました」というメッセージが繰り返し表示される。このメッセージはログにも記録されます。この現象は、VMware Tools のサービスがフロッピーディスクドライブに数秒ごとにアクセスを試みる (フロッピーディスクドライブを切断しても続きます) ことが原因で発生します。
Sophos Device Control DEF73772 「デバイスコントロールは、インストール処理の通知に失敗しました: device name=\デバイス名\ボリューム名、errorCode-0x8000ffff」というメッセージが表示される。この現象は、デバイスが読み取り専用かどうかチェックする処理でエラーが発生したことが原因で発生します。
Sophos Device Control DEF87140 デバイスコントロールで Realtek RTL8187B Wi-Fi チップセットが Wi-Fi 機器として検出されない。
Sophos Anti-Virus SUG94215 バージョン 10.3.3 (Preview) から 10.3.1 (Recommended) にダウングレードすると、ポリシーが削除される。
Sophos AutoUpdate DEF94488 Sophos AutoUpdate のバージョン番号が、管理者権限を持たないユーザーの Sophos Endpoint Security and Control の UI に正しく表示されない。
Sophos AutoUpdate DEF94174 AutoUpdate のプログラムフォルダのセキュリティ許可を強化。
Sophos AutoUpdate DEF85587 特定のコンポーネントが存在しない場合、Sophos AutoUpdate のアンインストール、または再インストールに失敗する。
Sophos Client Firewall WKI94527 Windows 8.1 用の Microsoft 更新プログラム KB2887595 が原因で、Sophos Client Firewall とコンフリクトが発生する。
Sophos Web Control DEF79725 ユーザーが Windows 8 UI 環境で Internet Explorer を使用すると、ソフォスの Web コントロール機能が正しく動作しない。

バージョン 10.3.1、2014年 2月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.1
脅威検出エンジン 3.50.1
脅威データ 4.98、2014年 2月
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.0 (Windows 8)

2.9.3 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 2.9.0

このバージョンに新しく追加された機能

コンポーネント 説明
Sophos Anti-Virus 脅威データが更新されました。

修正された問題点

コンポーネント ID 説明
Sophos Anti-Virus DEF93356 Sophos Anti-Virus で使用されている Microsoft Detours ソフトウェアにある脆弱性。

バージョン 10.3.1、2014年 1月

コンポーネント

Sophos Anti-Virus (SAV) 10.3.1
脅威検出エンジン 3.50.1
脅威データ 4.97、2014年 1月
Sophos Client Firewall (SCF) 3.0.0 (Windows 8)

2.9.3 (Windows 7 以前)

Sophos AutoUpdate (SAU) 2.9.0

このバージョンに新しく追加された機能

コンポーネント 説明
Sophos Anti-Virus 脅威検出エンジンおよび脅威データが更新されました。

既存の問題点および制限事項

コンポーネント ID 説明 備考
Sophos Anti-Virus WINEP-1862 バージョン 10.3.15 より古いバージョンの Sophos Anti-Virus を、Windows 10 セットアップウィザードの「次の作業が必要です」画面にある「アンインストール」ボタンを使ってアンインストールすると、Endpoint Security and Control のコンポーネントの一部が削除されない。

まず、Endpoint Security and Control 10.3.15 にアップグレードしてから Windows 10 にアップグレードすることを推奨します。

Endpoint Security and Control を削除する方法の詳細は、サポートデータベースの文章 12360 を参照してください。

Windows 10 への対応
Sophos Anti-Virus - Windows 8.1 から Windows 10 にアップグレードした 64ビットコンピュータでは、32ビット版の Windows エクスプローラにおいて、右クリックオプションの「Sophos Anti-Virus で検索する」が動作しない。(64ビットネイティブ版の Windows エクスプローラでは正常に動作します。) これは、OS アップグレードの際に移行されなかったソフォス レジストリキーがあることが原因で発生します。

この問題を解決するには、次のようにしてコンピュータを再保護してください。Enterprise Console で、再保護するコンピュータを選択し、右クリックして「コンピュータの保護」をクリックします。「コンピュータの保護 ウィザード」にある指示に従います。なお、コンピュータを手動で再保護するには、サポートデータベースの文章 12386 にある手順に従ってください。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Anti-Virus - Windows 8.1 (64ビット、32ビット) から Windows 10 にアップグレード後、コンピュータをセーフモードで起動すると、Sophos Anti-Virus サービス (SAVService.exe) の起動に失敗する。これは、OS アップグレードの際に移行されなかったソフォス レジストリキーがあることが原因で発生します。

この問題を解決するには、該当するコンピュータに再保護してください。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Anti-Virus - Windows 8.1 (64ビット、32ビット) から Windows 10 にアップグレード後、Sophos Healthcheck ツールで、存在しないレジストリキーに関する警告が表示され、失敗する。これは、OS アップグレードの際に移行されなかったソフォス レジストリキーがあることが原因で発生します。

この問題を解決するには、該当するコンピュータに再保護してください。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Anti-Virus WINEP-1813 バージョン 10.3.12 から 10.3.15 など、SAV のアップグレード後、Enterprise Console とエンドポイントの SAV ログに次のエラーが表示される場合があります。

Web Protection は現在機能していません。フィルダドライバがバイパスされたか、または稼働していません。 0xa058000c

この問題は、Sophos Client Firewall が Web Protection のプロセスをブロックすることが原因で発生します。この問題を回避するには、次のようにして、Enterprise Console のファイアウォールポリシーで該当するプロセスを許可してください。「ファイアウォールの詳細ポリシー」の設定ダイアログの「環境設定」で、設定するロケーションの横にある「環境設定」ボタンをクリックします。「プロセス」タブで「追加」をクリックして、アプリケーションが隠しプロセスを起動することを許可し、swi_lspdiag.exeswi_lspdiag64.exe を追加します。

V.10.3.15
Sophos Anti-Virus - コンピュータを Windows 10 にアップグレードすると、Enterprise Console で、そのコンピュータに対して次のエラーが表示されることがある。

Web Protection は現在機能していません。フィルダドライバがバイパスされたか、または稼働していません。[0xa058000c]

エラーは無視しても問題ありません。エラーを Enterprise Console から消去するには、コンピュータを Windows 10 にアップグレードした後、右クリックして、「警告とエラーの対処」をクリックし、該当するエラーを選択して「消去」をクリックします。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Anti-Virus WINEP-1770 Sophos Anti-Virus は、エンタープライズ ロックダウンモードで導入された、ハイパーバイザー施行のコード整合性に対応していない。 V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos AutoUpdate WINEP-1841

アップデートログ (C:\ProgramData\Sophos\AutoUpdate\logs\alc.log) に、このバージョンの Endpoint Security and Control には含まれていないコンポーネントをスキップしたことに関するメッセージが表示される。例:

Sophos Network Threat Protection のインストールをスキップしました

Sophos System Protection のインストールをスキップしました

メッセージは無視しても問題ありません。

 
Sophos Client Firewall - Sophos Client Firewall を含む Sophos Endpoint Security and Control をスタンドアロンインストールしたコンピュータを、Windows 10 にアップグレード後、ファイアウォールの設定を適用できない。ファイアウォールのシステムログに、次のようなエラーが記録されます。

ファイアウォールの設定に失敗しました。

フィルタルールのアップデートに失敗しました。エラー: 80004005。

この問題を解決するには、コンピュータに再起動してください。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Client Firewall WINEP-1819 Windows 7 から Windows 10 へのアップグレードによって、ファイアウォールの Windows 7 ドライバ SCFNdis.sys は移行されるが、読み込むことができないため、コンピュータの起動時にシステムエラーが発生することがある。

この問題を解決するには、フォルダ C:\Windows\System32\drivers を参照して、ファイル SCFNdis.sys を削除してください。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Client Firewall - コンピュータを Windows 10 にアップグレードすると、Enterprise Console で、そのコンピュータに対して次のようなエラーが表示されることがある。

ファイアウォールの設定に失敗しました。

フィルタルールのアップデートに失敗しました。エラー: 80004005。

エラーは無視しても問題ありません。エラーを Enterprise Console から消去するには、コンピュータを Windows 10 にアップグレードした後、右クリックして、「警告とエラーの対処」をクリックし、該当するエラーを選択して「消去」をクリックします。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Client Firewall - Sophos Enterprise Console から、Sophos Anti-Virus と Sophos Client Firewall を同時に Windows 10 エンドポイントにインストールすることができない。

回避策: まず Sophos Anti-Virus をインストールし、その後、「コンピュータの保護 ウィザード」を再実行して Sophos Client Firewall をインストールしてください。

Windows 10 への対応
Sophos Client Firewall - Windows 10 にアップグレード後、Sophos Client Firewall ですべてのカスタム設定が失われ、デフォルト設定に戻る。カスタム設定は、アップグレード後に再適用する必要があります。
  • Enterprise Console を使用して Sophos Client Firewall を管理している場合は、コンピュータを Windows 10 にアップグレード後、ファイアウォールポリシーを再適用してください。Enterprise Console のコンピュータのリストで、コンピュータのポリシーコンプライアンスは「ポリシーと異なる」として表示されます。コンピュータを右クリックし、「ポリシーの適用」をクリックした後、「グループのファイアウォール ポリシー」をクリックします。
  • Sophos Client Firewall を含む Endpoint Security and Control のスタンドアロンインストーラを使用する場合は、Windows 10 へのアップグレードを開始するに、次のようにして、ファイアウォールの設定をファイルに出力してください。Sophos Endpoint Security and Control を開き、「ホーム」ページの「ファイアウォール」で、「ファイアウォールの環境設定」をクリックし、「エクスポート」をクリックして環境設定ファイルを保存します。

    Windows 10 へのアップグレード後、この環境設定ファイルを次のようにしてインポートしてください。「ファイアウォール」で「ファイアウォールの環境設定」をクリックした後、「インポート」をクリックします。

V.10.3.15、Windows 10 への対応
Sophos Client Firewall WINEP-1758 Windows 10 環境のエンドポイントでは、2種類の設定先 (VPN 接続を含みます) の両方に接続可能な状態では、ファイアウォールポリシーの 2種類の設定を適用できない。ファイアウォールのシステムログに、次のようなエラーが表示されます。

ファイアウォールの設定に失敗しました

フィルタルールのアップデートに失敗しました。エラー: 80004005

回避策: セカンダリロケーションの設定を無効にするか、代わりに Windows ファイアウォールを使用してください。

Windows 10 への対応
Sophos Patch WINEP-1818 Sophos Patch Agent を Windows 10 環境にインストールできるにも関わらず、Enterprise Console の「コンピュータの保護 ウィザード」で、パッチの対応 OS として Windows 10 が表示されない。
注: Sophos Patch Agent は Windows 10 にインストールされますが、 この機能は Windows 10 ではサポートされていないため、未適用パッチの情報は表示されません。
Windows 10 への対応
データコントロール DEF79180 ファイルがデータコントロールのルールに違反していても、Windows 8 のストレージプールに転送できる。  
インストーラ DEF84838 Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 上の Sophos Enterprise Console 5.1 からワークグループに属する Windows 8 または Windows Server 2012 コンピュータを保護しようとすると、「setup.exe の起動に失敗しました」および「2147942405」というエラーが発生して失敗する。

インストールを成功させるための作業についての詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118354.aspx を参照してください。

 
Sophos Anti-Virus DEF84420 ブラウザの Windows 8 モダン UI を使用して悪質な Web サイトにアクセスした場合、Sophos Anti-Virus によって表示されるトースト通知をクリックすると、ブラウザが最小化され、代わりにデスクトップが表示される。ブラウザを再び表示するには、「Alt」+「Tab」キーを押して切り替えてください。  
Sophos Anti-Virus DEF83463 ロックされているファイルを Sophos Anti-Virus でオンデマンド検索できるが、クリーンアップに失敗する。  
Sophos Anti-Virus DEF79482 iSCSI のマウントポイントをオンアクセス検索から除外できない。  
Sophos Anti-Virus、Sophos Web Control - Sophos Web Protection および Web コンロールで、ネットワークトラフィックをブロックするため、LSP (Layered Service Provider) が使用される。互換性のない他社製 LSP を稼働している環境で Sophos Web Protection または Web コンロール機能を有効化した場合、システムが不安定になることがあります。このため、互換性のないことがわかっている他社製 LSP が既にコンピュータにインストールされている場合、ソフォスの LSP はインストールされません。詳細については、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/116241.aspx を参照してください。  

追加情報

システム要件

Sophos Endpoint Security and Control は Windows XP/2003/Vista/2008/7/8/2012/Windows 10 に対応しています。システム要件の詳細は Windows 向けウイルス対策のシステム要件を参照してください。

現在お使いの Endpoint Security and Control のバージョンを調べる方法

お使いのコンピュータで実行している Endpoint Security and Control のバージョン (例: 10.3.7) を確認するには以下の手順を実行します。

  1. Endpoint Security and Control を開きます。
  2. 左側のペインにある「ヘルプ & 情報」パネルで、「製品情報の表示」をクリックします。
  3. ウイルス対策および HIPS」セクションで、「ソフトウェア」をクリックします。

エンドポイントへのセキュリティソフトの展開

Endpoint Security and Control を Enterprise Console から Windows 8 および Windows Server 2012 に自動インストールするには、Enterprise Console 5.1 以降が必要です。

Endpoint Security and Control を Enterprise Console から Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 に自動インストールするには、Enterprise Console 5.2.1 R2 以降が必要です。

Enterprise Console 5.0 以前をご使用の場合は、バージョン 10.3 のソフトウェア サブスクリプションを含むインストーラの場所からインストーラを実行してソフトウェアをインストールできます。手動インストールに関する詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/12386.aspx を参照してください。

Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 への対応。

  • Endpoint Security and Control は、バルーン通知ではなく、トースト通知を使用して画面にメッセージを表示します。
  • デスクトップに表示するユーザー定義メッセージを指定しても、それがトースト通知として表示されません。詳細は http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118233.aspx を参照してください。
  • Sophos Anti-Virus は、特定の Windows ストアアプリに影響を与える脅威をクリーンアップした場合、そのアプリを改ざんされているとして扱います。これによって Windows はユーザーに、そのアプリを再ダウンロード、再インストールするオプションを提供します。
  • ルートキット検索は、Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 環境の REFS ファイルシステムには対応していません。ユーザーがこのファイルシステムでルートキット検索を実行しようとすると、ルートキット検索には対応していない、というメッセージが SAV ログに記録されます。

Sophos Client Firewall

  • Sophos Client Firewall 3.0 for Windows 8 では、次の機能が削除されました。

    対話型モード
    隠しプロセスの検出
    変更されたメモリの検出
    RAW ソケット アプリケーション (RAW ソケットは、他の接続と同様に処理されます)
    非ステートフル ルール
    TCP ルール用の「コンカレント接続」オプション
    ローカルポートがリモートポートと同じ場合」オプション

  • Sophos Client Firewall は、Windows 7 環境の「モバイル ブロードバンド」ドライバモデルに対応していない。
  • Sophos Client Firewall をインストールする際、すべてのネットワークアダプタが一時的に切断される。最長 20秒間ネットワークに接続できなくなります。また、Microsoft Remote Desktop などのネットワークアプリケーションが切断されます。
  • 許可された接続」など、自動更新を行うビューでログを表示する場合、サービスへの負荷が大きいと、ビューの自動更新が停止することがある。別のビューへ移ってから再び戻ると、自動更新は、再び正常に機能します。

アプリケーション コントロール

Sophos Anti-Virus で、管理対象アプリケーションがネットワーク共有フォルダで検出されても、警告にはローカルコンピュータと表示される。

Sophos Device Control

Sophos Device Control では、システムドライブとして使用しているリムーバブル ストレージ デバイスはブロックされません。このようなデバイスをブロックした場合、通常、OS の動作が不安定になります。

サポートされていないシナリオ

  • Endpoint Security and Control スタンドアロンインストーラは、Windows の Server Core に対応していません。
  • Endpoint Security and Control の集中管理インストーラおよびスタンドアロンインストーラは、Windows の Server Core Hyper-V に対応していません。

Windows の共有コンポーネント

ソフォス製品をインストールすると、ソフォス以外の製品で使用されている可能性のある一部の Windows コンポーネントがインストール、またはアップグレードされます。

ソフォス製品 Windows の共有コンポーネント
名称 ファイル名 バージョン ソフォス製品への追加日
Sophos Anti-Virus Microsoft XML Core Services msxml4.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
msxml4r.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
ATL Library atl90.dll 9.0.30729.4148 2013年 6月
Microsoft Visual C/C++ Runtime Library msvcm90.dll 9.0.30729.4148 2013年 6月
msvcp90.dll 9.0.30729.4148 2013年 6月
msvcr90.dll 9.0.30729.4148 2013年 6月
Sophos Client Firewall 3.0 for Windows 8 Microsoft XML Core Services msxml4.dll 4.30.2100.0 2013年 6月
msxml4r.dll 4.30.2100.0 2013年 6月
Microsoft Visual C/C++ Runtime Library msvcm90.dll 9.0.30729.6161 2013年 6月
msvcp90.dll 9.0.30729.6161 2013年 6月
msvcr90.dll 9.0.30729.6161 2013年 6月
Sophos Client Firewall 2.9 for Windows 7 以前 Microsoft XML Core Services msxml4.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
msxml4r.dll 4.30.2100.0 2009年 9月
Microsoft Visual C/C++ Runtime Library msvcm90.dll 9.0.30729.6161 2013年 10月
msvcp90.dll 9.0.30729.6161 2013年 10月
msvcr90.dll 9.0.30729.6161 2013年 10月

テクニカルサポート

ソフォス製品のテクニカルサポートは、次のような形でご提供しております。

ご利用条件

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Sophos、Sophos Anti-Virus および SafeGuard は Sophos Limited、Sophos Group およびウティマコ・セーフウェア AG の登録商標です。その他記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。