エンドポイント

Sophos Enterprise Console 5.3.0 リリースノート

2015年 4月

このバージョンの新機能

このバージョンに新しく追加された機能

  • 悪質なトラフィックの検出機能

    Sophos Enterprise Console に Malicious Traffic Detection (MTD - 悪質なトラフィックの検出) が追加されました。この機能は、エンドポイントコンピュータと、ボットネットやその他のマルウェア攻撃に関わっているコマンド アンド コントロール サーバー間の通信を検知します。

    注: Malicious Traffic Detection (MTD) は、現在 Windows 7 以降のみ (サーバー OS 以外) に対応しており、Endpoint Security and Control 10.6.0 から利用可能になります。

    Malicious Traffic Detection (MTD) の詳細は、サポートデータベースの文章 121607 を参照してください。

  • Microsoft .NET Framework 4.5.2 に対応するようになりました。

修正された問題点

  • (ONPREM-31) Update Manager の「ソフトウェアのサブスクリプション」ダイアログに Windows 以外のサブスクリプションパッケージの詳細が表示されない。
  • (ONPREM-33) IP アドレスによるコンピュータの検出中、Sophos Enterprise Console 5.2.1 R2 の Management Service が強制終了する。
  • (ONPREM-34) デバイスコントロールのダイアログにデバイスの機種 ID が表示されないため、デバイスコントロールの対象から除外されている機種や、除外できる機種がわからない。
  • (ONPREM-116) 移行の際に「SophosEnc」データベースを復元しようとすると DataBackupRestore.exe で問題が発生する。
  • (ONPREM-173) 監査機能のトレースログが有効になっている場合、ポリシーを作成または複製しようとすると Enterprise Console が強制終了する。
  • (ONPREM-189) 「Unrecognized alert threat status.」(脅威警告のステータスを認識できません。) といった内容のエラーが発生し、リモートコンソールが強制終了する。
  • (ONPREM-199) Enterprise Console でリンクをクリックすると、システムの既定のブラウザではなく、Internet Explorer で開く。

その他の変更点

製品サポート終了

  • Sophos Control Center の製品サポートは終了しております。Sophos Control Center から直接 Sophos Enterprise Console 5.3.0 にアップグレードすることはできません。詳細については Enterprise Console 5.3.0 へのアップグレードを参照してください。
  • Sophos Enterprise Console 4.5、4.7、5.0 の製品サポートは終了しております。Sophos Enterprise Console 5.1 の製品サポートは 2015年 12月末に終了する予定です。

製品サポート終了についての詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/119147.aspx を参照してください。

システム要件

対応する OS と SQL Server のバージョン

オペレーティングシステムの要件と対応する SQL Server のバージョンについては、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/113278.aspx を参照してください。

対応する SQL Server のバージョン (SQL Server 2005 Express 以降) がインストールされていない場合は、Enterprise Console のインストーラによって、自動的に SQL Server 2008 R2 Express Edition サービスパック 1 (SP1) のインストールが開始されます。

その他のソフトウェア要件

インストーラによって自動的にインストールが開始されるソフトウェアは、次のとおりです (インストールされていない場合)。

インストールが必要なソフトウェアは次のとおりです。

  • 最低 Internet Explorer 7 以降

必要なシステムソフトウェアのインストールについて、詳細は Enterprise Console のスタートアップガイドを参照してください (http://www.sophos.com/ja-jp/support/documentation/enterprise-console.aspx)。

ポート要件

Enterprise Console では特定のポートを開けておく必要があります。詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/38385.aspx を参照してください。

ハードウェア要件

  • プロセッサ: Pentium 4 (または同等品) 2.0 GHz 以上
  • メモリ: 2GB RAM - Enterprise Console 用
  • ディスク空き容量: 1.5GB - SQL Server 2008 R2 Express を除く Enterprise Console を「すべて」インストールする場合。1.8GB - SQL Server 2008 R2 Express を含めた Enterprise Console を「すべて」インストールする場合。

    これに加え、ソフォスのサーバーからダウンロードするエンドポイント製品 1つにつき、約 200MB~350MB の空き容量が必要です。たとえば、Windows 版、Mac 版、Linux 版の 3種類のセキュリティソフトウェア製品をダウンロードする場合は、約 700MB の空き容量が必要となります。

Enterprise Console がインストールされていないコンピュータに Sophos Update Manager を インストールする場合のシステム要件は次のとおりです。

  • プロセッサ: Pentium 4 (または同等品) 1.0GHz
  • メモリ: 1GB RAM
  • ディスク空き容量: 50MB - インストールに必要な容量。これに加え、ソフォスのサーバーからダウンロードするエンドポイント製品 1つにつき、約 200MB~350MB の空き容量が必要です。たとえば、Windows 版、Mac 版、Linux 版の 3種類のセキュリティソフトウェア製品をダウンロードする場合は、約 700MB の空き容量が必要となります。

データベースの最低容量

データベースをインストールするコンピュータ (Enterprise Console と同じ、または異なるコンピュータにインストールできます) に、最低 1GB 以上の空き容量が必要です。

データベースの最大容量

  • Microsoft SQL Server 2008 Express Edition を使用する場合、データベースの最大データサイズは 4GB です。
  • Microsoft SQL Server 2008 R2 Express Edition (デフォルトでインストールされます) を使用する場合、データベースの最大データサイズは 10GB です。
  • Microsoft SQL Server 2005/2008/2008 R2/2012/2012 R2/2014 を使用する場合、システム管理者が設定しない限り、データのサイズ制限はありません。
注: Sophos Enterprise Console に最低限必要な画面の解像度は、1280 X 800 ピクセルです。

Enterprise Console 5.3.0 へのアップグレード

Enterprise Console 5.3.0 へ直接アップグレード可能なバージョンは、次のとおりです。

  • Enterprise Console 5.2.2
  • Enterprise Console 5.2.1 R2
  • Enterprise Console 5.2.1
  • Enterprise Console 5.2.0
  • Enterprise Console 5.1
  • Enterprise Console 5.0

Enterprise Console 4.x または Enterprise Manager 4.7 を使用している場合、2段階に分けてアップグレードを実施する必要があります。はじめに Enterprise Console 5.1 にアップグレードし、次に Enterprise Console 5.3.0 にアップグレードします。

Sophos Control Center 4.0.1 または 4.1 を使用している場合、2段階に分けてアップグレードを実施する必要があります。サポートされる手順は次のいずれかです。

  • Enterprise Console 5.1 にアップグレードしてから、Enterprise Console 5.3.0 にアップグレードする。
  • Enterprise Console 5.2.2 にアップグレードしてから、Enterprise Console 5.3.0 にアップグレードする。
注: 上記以外にも Sophos Cloud を使用してコンピュータを管理する方法があります。Sophos Cloud に関するよくある質問とその回答 (FAQ) は、 サポートデータベースの文章 119598 を参照してください。

その他のアップグレード方法についてくわしくは、サポートデータベースの文章 119105 を参照してください。

Enterprise Console の以前のバージョンのインストーラは、次の Sophos Enterprise Console のダウンロードページから入手できます。(http://www.sophos.com/ja-jp/support/downloads/console/sophos-enterprise-console.aspx)

注: Enterprise Console 5.2.1、5.2.1 R2、または 5.2.2 からアップグレードする場合は、データベースのコンポーネントを変更する必要はありません。詳細は、サポートデータベースの文章 121956 を参照してください。

これより前のバージョンをアップグレードする際、データベースのインストールスクリプトを手動で実行してソフォスのデータベースをアップグレードする場合は、サポートデータベースの文章 116768 を参照してください。

既存の問題点および制限事項

インストール

  • (DEF56407) 分散型インストール: 適切なネットワークプロトコルが有効になっていない環境にデータベースのインスタンスがある場合、Sophos Management Service が起動しない。

    Enterprise Console の分散インストール (SQL Server が別のサーバーにある場合) では、データベースのインスタンス「SOPHOS」が PureMessage for Microsoft Exchange によって作成された場合、または選択した SQL Server のインスタンスで TCP/IP プロトコルが無効になっている場合、Sophos Management Service が起動しないことがあります。

    この問題の回避策として、次を実行してください。

    • Sophos Enterprise Console と PureMessage を同一のマシンにインストールする場合は、はじめに Sophos Enterprise Console をインストールするようにしてください。
    • PureMessage for Exchange がコンピュータに既にインストール済みの場合、または別のサーバーにある Microsoft SQL Server 2005/2008 データベース (リモートデータベース) を使用していて問題が発生した場合は、Microsoft SQL Server 構成マネージャを使用して、データベース インスタンス用の TCP/IP プロトコルを有効にし、また SQL Server Browser サービスを起動してください。

アップグレード

  • (DEF87597) Enterprise Console 5.1 から Enterprise Console 5.3.0 へアップグレードする際、管理サーバーのアップグレード中に、2人目のユーザーが、リモート デスクトップ プロトコル (RDP) を使用してサーバーに対話的にログオンすると、暗号化機能に関連したレジストリキーとファイルが誤って削除されてしまうことがある。アップグレード中は、サーバーへのログオンは 1ユーザーのみとすることを強く推奨します。

    アップグレード中に他のユーザーがサーバーへログオンしないようにする方法について、詳細は http://support.microsoft.com/kb/186504 を参照してください。

  • (WKI79868) Sophos Enterprise Console 5.0 を Sophos Enterprise Console 5.3.0 にアップグレードした直後、「パッチ評価 - イベントビューア」に何も表示されない。パッチに関するデータは、次回予定されていたパッチ評価で、未適用のパッチがあるかコンピュータが評価された後に、「パッチ評価 - イベントビューア」に表示されます。(パッチ評価の頻度は、パッチ ポリシーで設定可能で、「8時間ごと」、「毎日」(デフォルト)、または「毎週」に指定できます。)

    この問題は Enterprise Console バージョン 5.1 以降から Enterprise Console バージョン 5.3.0 へアップグレードする際には発生しません。

Enterprise Console のアップグレードに関する問題の詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/114627.aspx を参照してください。

展開

  • (DEF84838) Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 で実行している Enterprise Console 5.3.0 を使って、ワークグループにある Windows 8 および Windows 8.1 コンピュータを保護できない。

    インストールを成功させるための作業についての詳細は、http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118354.aspx を参照してください。

全般

  • (DEF90191) 日本語または中国語版 Windows Server 2012 で、「レポート」ウィンドウで「グラフ」タブを選択すると、Enterprise Console が強制終了する。回避策: 代わりにレポートのスケジュール設定を使用してください。
  • (DEF82914) ユーザーが任意に定義したデスクトップメッセージは、Windows 8 コンピュータでは表示されない。詳細は http://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118233.aspx を参照してください。
  • (DEF58871、DEF58872) コンピュータを検索したり、Active Directory と同期をとる際、Enterprise Console は、重複する名称のコンピュータ複数を区別せず、コンピュータが所属するグループを繰り返し切り替えることがある。これは、異なるドメインやサブドメインに、重複する名称のコンピュータが複数存在する場合に発生することがあります。

    この問題の回避策として、次のいずれかを実行してください。

    • Enterprise Console でコンピュータの検索を実行する前に、同じ名称のコンピュータすべてで、Sophos RMS (Remote Management System) がインストール済みで、稼働していることを確認します。

      名称が同じコンピュータを含む Active Directory グループの同期はとらないようにしてください。各コンピュータは手動で管理してください。

    • ご使用のネットワークで、重複するコンピュータ名がないようにしてください。

データコントロール

データコントロールの制限の詳細は、http://www.sophos.com/en-us/support/knowledgebase/63016.aspx を参照してください。

フルディスク暗号化

  • (WKI93313) コンソールからエンドポイントを削除すると、再度エンドポイントを保護しても、暗号化の復旧が実行できなくなる。

    回避策: 暗号化済みエンドポイントをコンソールから削除しないでください。

追加情報

管理対象のエンドポイントソフトウェアのリリースノートや他のドキュメントは、以下のリンク先を参照してください。

Sophos Reporting Interface を使用する前に、Sophos Reporting Interface ドキュメントを参照してください。

ソフォスの製品ドキュメントは次のサイトから入手可能です。www.sophos.com/ja-jp/support/documentation.aspx

テクニカルサポート

ソフォス製品のテクニカルサポートは、次のような形でご提供しております。

ご利用条件

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